サルコーマ手術から3年【2015年4月入院中の記録】
初投稿日2018-04-05
10万人に1人の希少がん・忘れられたがんとも言われるサルコーマ(肉腫)の手術後、入院中の記録です。
歩くと治る
「開腹手術では出した臓器をどひゃっとお腹に戻してあり、腸がねじれてくっついたりして、腸閉塞になる可能性がある」という情報が心配でした。
O先生が「とにかく歩くこと。歩くと、臓器は、その人にとって一番良い場所に落ち着くから」と知識を授けてくださいました。「その人にとって一番良い場所に...」という言葉は、人体の神秘だなぁと、とても印象深く響きました。
やっと歩けたのは3日目くらいだったかな?
看護師のMちゃんに支えてもらってやっと立てた時の喜び。Mちゃんが一緒に歩いてくれました。はじめの一歩はとてもとても嬉しかった。
先生方の回診の度に、歩くように歩くようにと指導がありました。
最初の頃は、廊下を何周とかが目標だったんだけど、後半は、スマホで音楽を聴きながら歩くと辛くなく歩けるし、外来の方へ遠くまで歩く練習をしていました。
一番励まされた曲は、桜井さんとSalyuが一緒に歌う ♪ to Uで、「あの曲」と「生きようとがんばっている自分」は、今でもイコールです。
※4月の青い青い空。。。病室の窓から
回診の時間
回診前の毎朝早い時間から、お腹の調子を心配しに来てくださったY先生。歩く以前にまずお腹の調子が戻るまでが最初の難関で、私は毎度脂汗状態でした;
回診の時間、一足先にカーテン越しに、ニッと覗いてくださる主治医のO先生。大学病院なので、チームで朝夕と見に来てくださるのですが、先生方の仲よさそうな雰囲気と笑顔がよくて回診が楽しみでした。
看護師さんも優しくて、肺機能をあげるために吹くおもちゃを持ってきてくださったり...。お食事も心がこもっていて美味しく...。ひとつひとつを、皆さんの力を借りながら頑張りました。

※4月8日花まつり・お釈迦様の誕生日 メッセージ付きのご馳走
あとどのくらい
と、スムーズに回復しているようですが、入院中、O先生に「生きられるのがあと3ヶ月くらいなら教えておいてください」って訊ねたりしていました。命があるとしても、おそらく「再発>手術>再発>手術...」と聞いていたので、怖かったし、退院出来てもまたすぐ、1年のほとんどの日を病院で過ごすことになるんだと思ってた。
1日1日を最後の1日と思って、大切に生きよう!と思っていました。
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★私のサルコーマ(後腹膜脂肪肉腫)の経過記録です。どなたかの参考になれば...。↓↓