サルコーマ手術から3年【2015年4月手術日の記録】
初投稿日2018-4-4
10万人に1人と言われる希少がん・サルコーマの手術当日の記録です。
手術日の朝
朝一番の手術。手術の朝は、宣告からこの日までの中で、気持ちが一番落ち着いていました。朝、O先生に会ったときもニコニコしていたような。麻酔が効けば、あとはわからないし、とか。とにかく、みんなみんなありがとう! 恵まれたいい人生、幸せだったもん。...と、一応最悪の想定^^;
手術室
ビックリしたのは、手術台の幅が本当に狭かったこと。それと、覚えているのは、麻酔が効いているはずなので、夢の中ですが、道路工事のようなドドドという音が聞こえて「今、切り始めかなぁ」と感じたことです。
《・・・手術中(-_-)zzz・・・》
「たりるんさん、お昼ですよ」という声と手で、ありがたく起こされました。
「あー、お昼ってことは、予定より早く終わったということで、ということは、成功?」と、勝手にポジティブシンキングしていた私。
ICU(集中治療室)
その後、手術翌日のお昼頃までICU(集中治療室)。夜中も、ICUに、Y教授やO先生のお姿が見えて、先生方は早朝から深夜までお仕事してくださって(しかも手術)すごいなぁと、お医者様は尊いなぁ、と感謝していました。
ICUでは、3人の看護師さん(女のコ、男のコ、女のコ)に診ていただいて、たぶん、ずっとそばにいてくれたからか、温かくて、旧知の関係のようでした。
最初のかわいい女のコは、手術したて&管つきまくりの、まさに身も心もぐちゃぐちゃな状況の私に、恋愛相談をしてくれました。誰がみても彼女の方が幸せな状態なのに、誰がみてもぐちゃぐちゃな私に、そんな話をしてくれて意外で嬉しかった。力になれてる? 生きてるって面白い。新鮮な喜びと驚きでした。
深夜の男のコは、「僕もICUに入ったことがあるんです。顔面骨折(スポーツで)をして、顔の半分を手術したんです。もうあまり目立たなくなりましたけど」と優しい笑顔で話してくれました。「のど渇きますよね?氷だけならいいかもしれないので聞いてきますね」と、氷をくれました。試練を乗り越えて、涼しい顔で生きて、人のお世話までして、カッコいいなぁと思っていました。
明け方からの女のコは、天使のようなコで、笑えない私を、いろいろと笑わせてくれました。痛み止め(フェンタニル)のお陰で、吐き気はありますが、痛みはあまり感じません。
3人とも、まさに一期一会の大切な出会いでした。ありがとうm(_ _)m♡
底?
実は、「手術前日の術前の気持ちや術前説明こと」(過去記事)をブログに書いている時間、その追体験は、予想していなかった辛さで、サルコーマのことを書くなんて無理だったかも。ブログ続けられるかな...と、半ベソになっていました。
けれど、手術が始まるあたりからは書いていて、気持ちが楽になってきました。そうか、手術までが、現実でも記憶でも底なんだわ。
ここからは、体調と精神状態は浮いたり沈んだりしながらも、ひたすら回復に向けて進んでいく、進めていくことになります^^
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いつもありがとうございます。またね!
★私のサルコーマ(後腹膜脂肪肉腫)の経過記録です。どなたかの参考になれば...。↓↓
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