投稿日 2018-10-22 更新日 2021-10-22
「簡単」という言葉~光のなかで
About me.という記事を書いたことがあります。
UPしてから、一文字も訂正していないたりるん的には珍しい記事です。しかも、小学生の作文のような文章です。
ブログを始めて1ヶ月頃の記事で、子供のように純粋な自分が「あのね、あのね、...」って一生懸命に話したているような記事だなぁと思うので、そのままにしています。
☆.。.:*・゜
その記事に「ブログには書かないと思いますが...」と書いているのですが、親友のようだったお姉さんのことを昨晩から思い出すので、書いておきたくなりました。
お姉さんの最後の言葉です。
☆.。.:*・゜
お姉さんとは、ブラジルポルトガル語を習いに行った青山の学園で出会いました。
初めての日に「モデルさんですか?」って訊ねたほどで、美人、華やか、洗練された感じが違います。私がアマゾンの密林で飛んでいるミツバチだとしても、直線最短距離で迷うことなく、日本のこの花めがけて飛んで来れるといった感じの、お姉さんはそんな、光点のような人でした。
「ブラジルに一人で行ってきて帰国したところ。将来はブラジルで暮らしたい。」ひぇー、カッコいい!
料理が上手、オシャレが上手、お化粧が上手、ネイルが上手、話が上手、歌が上手、ビジネスが上手、弓道を習う、スケートをする、たぶん、苦手なものはない。なのに、お茶目で、自然な下から目線。カッコよすぎです。
上映したい映画があると、あっという間に資金を集めて大きな会場を借りて上映。壇上での監督へのインタビュー。アナウンサーも出来ちゃう。
私がニットをしていると知ると「たりちゃんはニットデザイナーさんなの」と紹介してくれて、着てくれる、宣伝してくれる、広めてくれる。愛情深い。
楽しいことも一緒にするようになりました。蓼科での一泊シュラスカリア。房総半島のガラス工場で吹いた花瓶。カルりーニョスブラウンのAXライブ。もっともっと。
お姉さんは、魔法の杖を持っていて、一振りするとキラキラキラ~ンと☆(星)が舞う人でした。
いつしか、お互いに誰にも話さないような話もするようになり、忙しいお姉さんと、まあまあ忙しい私でしたが、よく会っていました。とても好きでした。いつも妹のように見守って応援してくれていました。
☆.。.:*・゜
数年前の10月の夕暮れ、仕事の帰り道。ケータイに、お姉さんの番号から着信が入っていることに気がつきました。
留守電を聞くと、そこにあったのは、お姉さんではなくて、お姉さんのご主人の声でした。
吹き込まれていたのは、訃報のメッセージ。
耳に当てたまま、南青山の路地にしゃがみ込んでしまいました。
病床のお姉さんにプレゼントするつもりで編んでいたスヌードは完成していませんでした。
会えなくなる日は突然にやって来るというこの世の仕組みを知りませんでした。
病気でもお姉さんの命はずっと続くと思って甘えていました。
☆.。.:*・゜
教会でのお葬式。
病気になってからクリスチャンの洗礼を受けていたお姉さんの祭壇では、いつものお姉さんが美しく微笑んでいて、たくさんの白い百合に囲まれていて、多くの参列者が集まっていました。
ヒクつくほどの、あんなに悲しい別れは初めてでした。
ご主人がご挨拶で、お姉さんが亡くなった日のことを話してくださいました。
その日のお昼前に「子供達に帰ってきてもらって」とお姉さんがご主人に頼んで、みんなが揃ってから旅立たれたこと。
旅立つ前に、眠りながら微笑んで「簡単」と言ったこと。
...
簡単。
「簡単」だったんだ。
聡明なお姉さんは、初めて行く天国への入り方が簡単にわかったんだなぁと思いました。
きっと緊張もせず、さすがお姉さんらしいなぁと思いました。
シュッとしたスタイルで、いつものようにスッと背筋を伸ばして、長い手足を振りながら、真っ白に輝く光の道を進んで行く笑顔のお姉さんの姿が、目に見えるようでした。
この世の肉体を脱いで、光に戻っていくことが、簡単に出来た人。
☆.。.:*・゜
天国のお姉さんを想うとき、こっちの私よりも、ずっと楽しそうにずっと行動的にたくさんの人に囲まれて笑っているのを感じます。
早く死ぬことは、悪いこととか残念なことではなくて、天国に行く資格が出来たから早く旅立てる人もいるのじゃないかな~と、思います。
生き方で、この世を旅立つ時の心持ちが決まりそうだな~。
私も、天国に行くことが「簡単」って言える人になりたいな。
「天国簡単切符」を発行してもらえる人になるまでは、こっちで悪戦苦闘しなくちゃだけど、挑戦しながら楽しみながら、成長できるよう生きてみます。
あ!!姿が見えなくなっただけで、実は、みんなみんな、生きてるのかもな~とも思います (次元とか世界が違うから見えないだけで)。
そうそう。魔法使いのお姉さんが教えてくれた言葉を思い出しました。
「身体は粘土だから、自分がなりたい体型になれるのよ」(えーーーっ?ですが、わかるような気がしたり、無理ぃ~と思ったり笑。
お姉さ~ん、そっちに行った時には、懐かしいあの声で「たりちゃ~ん」って、頼りない私を迎えにきてね♡ 感謝届いて!
☆雨のち晴れ. どうぞ大切なよい一日をお過ごしください.ご訪問ありがとうございます~♡
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たりるんでした٩( ''ω'' )و ダイスキ!
♪雨の匂いも風の匂いもあの頃とは違ってるから.4年目から書き連ねるすっぴんたりるんのつれづれ日記です.こちらも可愛がっていただけたら嬉しいです.みんなでまぁるい世界へ進めますように☆彡