投稿日 2018-03-30 更新日 2022-05-01
パリで日本人ニット女子に奇跡のご縁!
5月のパリ。土曜日の朝。メトロ4号線 PORTE DE CLIGNANCOURT で降り、300m程歩いて、クリニャンクールの蚤の市へ。
クリニャンクールの蚤の市
アンティークのボタンとか、アンティークのレースとか...、ハンドメイド好きの女子なら、誰もが心ときめく手芸雑貨との出会いを求めて、治安対策を整え、気を引き締めて、クリニャンクールの蚤の市へ、出発~っ!!
パリのla drogrie paris(ラ・ドログリー) に並ぶ洗練された素材たちにも、もちろん十分ときめきますが、年月が経たなければ出ない風合い、年月が育ててくれた色合いのものって、やはり魅力的。
最近はいろんな雑貨店で、それっぽく見せたお品が、お値段リーズナブルに並んだりしていますが、なんというか、年月堪え忍んでいながらこその優雅な佇まいは、張りぼてには出せない本物の味わいで、人間と一緒というか...
あららららっ!!!!!
毛糸、モチーフ、棒針、かぎ針、編み物本、パンチカード、指ぬきetc.etc. すっごーーーーーーい♡
お兄さん方にとっては、「編み物周辺の諸々」は、まったくもって価値がないらしくて、広範囲にドバっとごちゃ混ぜです。一方、日本人ニット女子、私の瞳はキラキラ☆キラキラ。
これって、パリジェンヌのニット女子のもろもろ?ってこと?でしょー!!!と、興奮状態。
私はその場にぺたーーーっと張り付いて、丁寧に丁寧に、時を忘れて、そのお宝達を、ひとつもらさず集めていきます。
もともと、「なにか出会えたらいいなぁ~」くらいの気持ちで訪ねた蚤の市。そんなにも欲しいもの、大物に出会えるとは思っていなかったので、大きなバッグは持ってきていません。
とりあえず、45リットルくらいのビニール袋を手に入れて(もちろん、その売り場?で調達した、おおよそゴミ袋。笑)、その袋に、編み物系を丹念に探して詰めて行きました。
ちなみに↑このおおよそゴミ袋、を持って一人でパリのメトロに乗れる、たくましい自分が好きだwww
編み物系でまぁーるく膨らんだ一袋を手に、イカツイフランス人のお兄さんに、「10ユーロ(1400円くらい?)でお願いっ、シルブプレ(s'il vous plait)」と、底値スタートで交渉してみました。
「はぁー?Mais no----n!無理無理!ボスに聞かなきゃ。そんな値段じゃ売れないね」
あえなく交渉決裂。というか当然かー。そりゃそうだ。と、引き続きニコニコ顔のたりるんは、ボスの帰りを待ちつつ物色を続けます。
物色?いえいえ、お買い物ですけどぉ。うふふ。
ボスが戻り、交渉の末、15ユーロくらいで、OKしてくれました。優しい! "Merci
beaucoup~"♡
フランスマダムの編み物グッズ
フランスの当時の編み物本も4冊拾...、購入出来ました。
日本の昭和の編み物本にも、編み物が盛んだった時代ならではの情熱と愛情と技術力の高さを感じて、眺めるのが好きなのですが、それが、フランスマダムの!となると、距離も遠く、時代も遠く、憧れで舞い上がってしまいます。
パラパラと見るだけなんだけど、異国の地でも、フランスマダムのおばあちゃまが編んでいたんだなぁ♡とそのお姿を想像し、使っていらしたモノが手元にあると、嬉しくなる。幸せになる。力になる。
編みかけの大量のモチーフとか編みかけのニットとか、棒針、かぎ針、アフガン針とか、指ぬき、本とか、丁寧に使っていらしたことがわかる機械編み用のパンチカードぜえ~んぶ、購入!することが出来ました。
編みかけの糸は蘇生させてみました。
◎手にしたお宝の続き「パリプロジェクト」はこちら 読んでねー↓↓
★★★★★★
クリニャンクールで縁があったモノたち。本棚や、編み物ケースにいてくれるだけでなんか嬉しく、基本的にモノは少ない方ですが、このお宝は手放せず、大切にしています。
手にした中の1冊 [500 points de tricot](模様編500) は、1960年11月発行の本でした。
また行きたいな。
◎パリのアパルトマンでの話 ↓↓